イベントで感じる12ヶ月

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うるう年の誕生日

2月の行事といって一般的に思い出すのはバレンタインデーや、節分だと思います。それぞれ家庭や恋人とも思い出をお持ちの方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、私が思い出すのは「2月29日」です。4年に一度しか訪れない、うるう年にのみ存在する日にちです。この2月29日にまつわる、私の母からの話ですが、彼女が体験した一大イベントについて述べさせて頂きます。
私が生まれたのは1980年3月1日、うるう年です。そして私の出産予定日は本来は2月の中旬ごろでした。

母はとても体も細く、小さな女性だったのですが私を妊娠した時はとてもお腹が大きくなっていたそうです。そんな大きなお腹は彼女の小さい体にはかなりの負担になっていました。それでももうすぐ我が子と会える日々を楽しみに、母は大きなお腹を抱えながら楽しみに出産の日を待っていたそうです。
ところが、予定日になっても全然私が産まれる気配がありません。良く、お腹の中で暴れまわっていた赤ちゃんの私だったそうですが、予定日近くになるとぴたっと大人しくなってしまったそうです。
そして予定日が過ぎ、母も少しずつ不安になってきました。お腹の中の私は全然下りてきそうにありません。
そして少し時間が経ち、私が産まれそうな気配が来ました。父と共に病院へ母は向かいました。丁度その日は季節はずれの嵐が近づいて来ていた日で、外は風がとても強かったそうです。
そして病院に着いた時に、母はちらりとカレンダーを見ました。そう、その日は2月29日だったのです。
母は思いました。今日産んでしまったら、この子は4年に1度しかお祝いが出来ない…と。
母はお腹の私にずっと語り続けたそうです。あと少し、あと少しだけ待ちなさいと。
そして陣痛が来たのは3月1日に日付が変わって間もなくだったそうです。そして結局お産が長引き、1980年の3月1日の夜、季節外れの嵐が丁度直撃した日、暴風雨と雷が激しい日に私は無事生まれました。
2月29日生まれだったとしても、それはそれで良いとは私は思いますが、母が踏ん張ってくれたお陰で私は誕生日が毎年来るんだなあ…と、2月になるといつも私は思い出します。

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